徒然雑記 第5回「すこしだけ昔話」
こんにちは、ゆぴるんです。
私が以前学習塾に勤めていたことは前にも書きましたが、今回はその当時によく話していたことを思い出して、いつものようにとりとめもなく書いていきたいと思います。
私が大学を卒業した頃、父が足を骨折しました。
骨折の理由を聞くと、「お前がわしのスネをかじるからじゃ」と言われました。
うまいこと言うなぁと感心しながら、同時に、これから塾講師になろうとする息子に“オチ”をつけるなよ、と心の中で一人漫談をしつつ、
父の存在の大きさを改めて感じさせられました。
なぜなら、この何気ない一言で、私はそれまでの「息子」としての人生を振り返り、
「塾講師」としてのそれからの人生を考えることができたからです。
塾講師時代、3月に卒業生を送るとき、
「自分を成長させてくれるのはまわりの人たちです。しかし、自分の成長を止めてしまうのは自分自身です」
という言葉を”贈る言葉”としてよく伝えていました。
「いま、自分と関わりのある誰かの顔を思い浮かべて見てください。最初に浮かんだ人物が、今のあなたにもっとも成長のチャンスを与えてくれる人物です。それから、その人物が自分にとってどんな存在なのか、自分にどんな影響を与えてくれているのかを考えてみてください。そういうことを繰り返していれば、きっと見える世界や考え方も変わってくるはずです。それが人の成長です。みなさんも、ほかの誰かを成長させられる人であってください。」
と続きます。
いま思えば、かっこつけすぎですね。まるで金曜日の八時に出てくる先生のようです。
ですが、私は人との出会いや縁、そして他者に対するリスペクトが、人生においてとても大切なものだと信じています。
また、かつて私たちにとってそうであったように、勉強は多くの子どもたちにとって楽しいものではありません。
「勉強って何のためにしないといけないの?」
「学校の勉強なんて、大人になったら使わない」
多くの大人たちが、このような言葉を聞いたり、かつては言ったりしたことでしょう。
そういわれたとき、塾講師時代の私がよく言っていたのは、
「何のためかより、誰のためにするのかが大切です」ということでした。
これは、自分が仕事をするうえでも大切にしている考え方です。誰が言ったか、「働くとは、知らない誰かの役に立つこと」だそうです。
自分自身も、何かに迷ったときは「何のためかより誰のためか」を考えるようにしています。
今回は、いよいよあやしい文章になってきたので、ここでヤメにしておきます。
が、せっかくなので塾講師時代に好きだった言葉を以下にならべておきたいと思います。
今後は、もう少し具体的な内容を書いていきたいと、今までの内容を反省しています。
・他人と過去は変えられない。変えられるのは、自分と未来!
・教師は、みずからがなお学び続けなければいけない。
・若いときに流さなかった汗は、年を取って涙になる
ありがとうございました。
ゆぴ