徒然雑記 第8回 「国語について思うこと」

こんにちは、ゆぴるんです。

 

みなさん、メリークリスマス♪

みなさんのところにはサンタさんは来ましたか?

 

私はどうですかって?

それをたずねるなんて、サンタさんがなんで赤い服を着ているのか聞いたり、

日本人が何でクリスマスにKFCを食べるのか聞いたりするくらい野暮なので、

やめておいたほうがいいです。orz...

 

 

さて、前回・前々回は社会科の授業について私見を述べさせていただきました。

今回は、国語について自由気ままに述べさていただきます。

 

ただし、今回は国語の授業の在り方といった話ではなく、

国語の力とはどういうことかということや、国語の力をつけるにはどうすればいいかということについて、述べていきたいと思います。

 

 

その前に、今回は私の経験から、私が考える国語学習の目的を語っておこうと思います。

 

私は、子どものころから映画が好きでした。ゴールデンウィークや夏休みには、兄や妹と一緒によく映画館へ連れて行ってもらいました。

子どもの頃ですから、アニメや特撮映画がほとんどでしたが、映画館を出た後、父が決まって私達に聞いたことがあります。

 

どんなストーリーだったか、どこが一番おもしろかったか、この映画のテーマは何だと思うか。

 

当時は観たばかりの映画に興奮して夢中になって語っていましたが、今思えばこの経験も、私のルーツのひとつです。

 

少年時代、私は読書というものをほとんどしたことがありませんでした。

本と呼べるものは学校の教科書か、漫画か、フィギュアなどのサブカル系の雑誌くらいしか持っていませんでした。

中学を卒業する間際か高校生になってからやっと、文学作品といえるものを手に取ったと記憶しています。

それでも、自分でいうのも何ですが、国語の成績は良く、かつてはそれを教えるという仕事をしていました。

 

それはほかならぬ、「父の質問」の賜物でしょう。

「父の質問」は、いわば即興の読書感想文です。ストーリーを整理し、自分の感想をまとめ、それをわかりやすく相手に伝えるという、国語の学習にとってもっとも重要な力が自然に養われていったのです。

 

そこで、お子様をお持ちの保護者の皆さまへ。

国語が得意なお子様に育てようとお思いでしたら、ぜひお子様にはたくさんの「質問」を投げかけてあげてください。

題材は何でも構わないと思います。私の場合は映画でしたが、本でも、テレビ番組でも構いません。

お子様が一番興味を持っておられることに「質問」をしてあげてください。

子どもは自分の好きなことには饒舌になるものですから、きっと答えてくれるでしょう。

 

自分の頭の中身をまとめ、整理し、伝える。その力を養う。

これこそが国語の学習の最大の目的です。

 

また、小学校低学年から中学年くらいまでは、日記もよく書かされていました。

毎日書いて、寝る前に父に見せるという約束でした。低学年の頃は「絵日記も可」だったので、いかに絵を大きく描くか、絵のインパクトで文章への注意を削ぐか、などと姑息な手を考えていましたが、この経験も大いに役に立ちました。

 

文章を書く力が養われたのはもちろんのこと、課題をいかに処理するかという課題処理能力や、約束を守るという当たり前のことも、この経験から自然に身につけたと思います。

 

やはり、子どもにとって親こそが一番身近な大人ですから、その人との接し方が大きな影響力を持つことは、いうまでもありません。

私は、親でも学校の先生でもない、「第三の大人」として、今の子どもたちに何かできることはないか、そう考えています。

 

 

今回は、ここまでにしておきます。

このテーマはもう少し続くと思いますので、お時間があればおつきあいください。

 

ありがとうございました。

 

ゆぴ