徒然雑記 第3回 「語学の話」
こんにちは、ゆぴるんです。
インターネットが普及して、世界は広くなったと思いますか?それとも身近になったと思いますか?
インターネットによって、いろいろなことが手軽に、気軽にできるようになったという意味では、世界は広がったといっていいでしょう。
一方で、SNSなどの普及によって、別の場所にいる人たちと簡単につながることができるようになったという意味では、世界はより身近になり、狭くなったということもできるでしょう。
しかし、今回はそんなサイバネテックな話をしたいわけではありません。
先にあげた例で、前者の「世界」は個々人の視点から見た世界のことを指し、後者はどちらかというと「社会」に近い俯瞰的な視点での「世界」を指す、なんていうことを語りたいわけでもありません。
今回は、言語を学ぶ、ということについて言及してみたいと思います。
この1~2年、いわゆる「おうち時間」や「巣ごもり」の時間が増えたことで、英語を勉強しなおそうと思った人は多かったと聞いています。
もちろん、なかにはそれを実践してみごとにスキルアップにつなげた、という人もいると思いますが、残念ながらそうはいかなかった人もいるだろうということは、容易に想像できます。
それを「やる気の差」と精神論で片づけてしまうことは簡単ですが、個人的にはそれはやる気の差というより「必要性の差」だと思います。
例えば、英語でメールや電話のやり取りができて海外に顧客を作ることができたら給料アップ、のように、英語を勉強することに具体的な目標やテーマが与えられたら、実際に行動に移すというハードルは、グッと下がると思います。むしろ、これだけはっきりした目標を与えてもらったら、行動しない手はないですよね?
(もちろん、その他の業務などに追われて勉強の時間が取れない、といった個々の事情はあるにせよ)
しかし、実際はそんなにオイシイハナシがコロコロしているわけではなく、「なんとなく英語が話せたほうがいい気がするから」くらいの軽い気持ちの人のほうが多いのかもしれません。
たしかに、わかります。だって、英語(に限らず第二、第三言語)を話せたら、カッコイイじゃないですか。
ちなみに、私は現在日本語学校で働いていて、実際に英語を使う場面は多くありますが、英検やTOEICなどの資格は一切持っていません。(それでよく就職できたもんです)
一応、私もかつてのセンター試験を受験して4年制大学を卒業し、学習塾時代に英検準2級までは指導と試験監督の経験があるので、自分の英語力もぼんやりとそれくらいかなぁ、くらいの認識ではいるのですが、いかんせんそれらの試験を受験したことがないので、はっきりしません。
しかし、なんとかいまの仕事をやれています(と、個人的には信じています)。
それで、これは私の個人的な感覚なので、元データなどは一切ないのですが、
中3レベルの文法力と表現力があれば、英語でコミュニケーションは十分できます。
これは聞いた話なのですが、日本の中3レベルというのは、アメリカのネイティブの小5~6年生くらいの文法力と表現力らしいです。
そう考えたら、日本の小学5~6年生って、日本語ならみなさんも普通に会話できますよね?
それに、実際に小学生と会話する場面があったら、多少なりとも目線や言葉遣いを合わせて対話しようとしますよね?
海外のネイティブと会話するとき、同じことを相手もやってくれます。
たぶんいつもよりゆっくりと話してくれたり、単語選びにも気をつけて話してくれていると思います。
それに、わからないときは聞き返せば教えてくれます。
その辺は、私はある種の開き直りというか、個人的には結構ライトに考えてやっているほうだと思います。
(私自身も、自分の学校に通っている留学生と日本語で話すときは同じことを心がけています。日本人と話す時よりゆっくり、はっきり、できるだけシンプルな言葉で。だから、みんな同じだと思います)
あとは、ボキャブラリーの問題ですが、自分がどういう分野で英語を使いたいのかによって、必要なボキャブラリーの幅は異なります。
例えば、スポーツでいうと、サッカーをする人がオフサイドを知らないと話になりませんが、野球をする人には必要のない知識です。一方で、野球をする人がダブルプレーやタッチアップといった用語を知らないのは論外ですが、サッカーではそれらの用語を使用しません。
ですから、自分がどういう目的で英語を話せるようになりたいのかを明確にすることで、自分にとって必要な知識やボキャブラリーの幅は全然違うということも、意識してほしいと思います。
(逆に言えば、目的がないなら英語を勉強する必要もない、ということです。言語は目的ではなく手段です)
さて、タイトルの通り、だんだんととりとめがなくなってきました。とりあえず今回は
・自分の現在の語学レベルをできるだけ把握する
・自分に必要な知識領域をできるかぎり明確にする
・コミュニケーションは一人でするものではないので、相手に頼ることで、できるだけ気楽に構える
くらいのことを言いたかったのだと思います。
翻訳機や翻訳アプリなどの発達も目覚ましいなかで、外国語を学ぶ意味や、具体的に外国語を学ぶ方法などは、いずれ機会があれば語っていきたいと思います。
これ以上書くと本当にとりとめがなくなってしまうので、今回はこの辺でやめておきます。
ありがとうございました。
ゆぴ